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2012年01月17日

住宅購入前に「建物の機能」をしっかり把握することが大切。

一級建築士の仕事及び住宅内覧会立会い検査などの経験を通じて感じる・・最も大きな課題となるのが・・。


”住宅購入前に建物機能を理解できていないケースが多い”

ということなんですね。(^^ゞ

近年、マンション購入に関しては、販売者からの「機能説明など」がわりときちんとなされるようになってきましたが、”一戸建て住宅”などでは、正直説明不足がかなり目立ちます。

また”説明がなされている”とはいっても、建物構造など新しい技術・素材などが取り入れられているものも多くなると、なかなか販売側も「わかりやすく説明」することが難しかったり、建築関連業界では”当たり前”と思っている要素などは、”わかっているものとして”ついつい説明することなくスルーしてしまうことも多いのが実情かと思います。(^^ゞ

同時に・・。

購入者側にも、やはり問題はあるもので・・。

デザイン・設備仕様・間取りなどは気にしていても。

「素材の特性」
「メンテナンス要素」
「建物構造特性」
「建物・土地環境の傾向」
など

に関して・・どうしても、意識が薄くなりがちといいますか、積極的に”調べよう”とする気持ちが少ない人が多いように感じています。(^^ゞ

でも、これらの要素は・・購入してから聞いたのでは遅いもの。

「購入前」に自分自身が理解できるまで、販売者やその他アドバイザー(建築士へ相談など)に積極的に質問(聞く)ことが大切なのではないでしょうか。(*^^)

現状では、どうしても購入者自身が積極的に情報入手するように心がけないと、「建物特性」に関する情報を入手できない(知ることができない)ものだったりしますから。


例えば

地震活動への意識が高まっていることもあって、「建物構造」に関心を持つ人が増えていますが・・。

”地震に対して強い構造かどうか”

といった、形の質問や情報を調べる人は多くなっているようです。

でも、例えば地震に対することを知りたいのであれば・・

”地震に対する建物の特性・特徴”

を教えてもらう、情報収集するようにしないといけないんですよね。


「地震に対して強いかどうか?」

という質問・意識だと・・その答えは単純に・・。

「地震に強い建物ですから、安心です」

などといった、返答となってくることが多くなってしまうのです。


実際、そんなやり取りの中から、「トラブル」となっていることも多いもの。

マンションなどには、「耐震構造」「免震構造」「制震構造」といった3種類の構造があるのですが、それぞれ特性には大きな違いがあるのです。

でも・・単に「地震に強いか・・」という問いだと、どの構造であっても、「地震に強いです」という返答しか帰ってこないことが多くなるんですね。(本当は、販売側できちんと建物の特性について、説明する意識が高まるといいんですけどね。実際は、まだまだ一部の販売主(担当者)でしか対応できていないような気がします)

実際に大きな地震が来ると・・。

「耐震構造」の場合には、大きく”揺れる”わけです。

建物は壊れませんが、”揺れ”は地震動の種類によって、とても大きなものとなる可能性があるんですね。これが「免震構造・制震構造」であれば”揺れ”が小さくなるわけです。

でも当然・・。

「免震構造」「制震構造」にも、特性があって、”デメリット”と感じるような要素も存在しているわけですね。(^^ゞ

これらの「建物特性」というのは、人それぞれで感じ方・影響度合いが異なるものなのです。


人によって、メリットにもなれば、デメリットになる人もいるという具合に。

建物構造の特性も、同じ構造であったとしても、立っている「地域・土地の環境特性」によって、特徴が異なることも多々あるのです。(*^^)

建物は、ひとつひとつが生き物のように特性が異なるものである・・ということを常に認識しておいていただければと思います。



タグ:住宅購入
posted by kure at 12:24| Comment(0) | 徒然日記
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